なつみなのー!
この記事では、美原家におけるディープなトラウマの過去を持つ人格の総称「黒宮家」について説明するね。
出来事の詳細は、このあたし達のYouTube Short動画を見てほしいんだけど、あたしが精神部屋を探検してたら、知らない扉があって、そこから泣き声が聞こえるんだよ。あたしが「誰かいるのかな」と思って入ったら、「もう叩かないで」って泣きながら言ってたんだよね、月夜ちゃんが。
話を聞く限り、月夜ちゃんは「小学校5年生の時にいじめられてた妖夢ちゃん」だよ。いじめの苦しさをずっと受け持ってた、とても深い記憶の人格なんだ。殴られたり暴言言われたり、そんな人道的に嫌な記憶を持ってるんだって。あたしは、月夜ちゃんの心のケアをするために、月夜ちゃんに今は安全だよと、今を見てもらうために母ちゃんの前で表に出したんだ。
そしたら安心はしてくれたんだけど、祖母ちゃんが亡くなってたことに大泣き…というか絶叫しちゃって、その絶叫で二上君に気付かれて緊急交代したんだよ。落ち着くまでは、自分の部屋で存分に泣いてもらおうと、一旦部屋につれてったんだけど、もう鼓膜が破れるかと思うくらいの泣き声で、二上君や小芽ちゃんたちが言うには、泣き声が精神部屋の部屋の扉から聞こえるくらいだったみたい。
落ち着いた後は、ゆっくりとこの環境に慣らしてたけど、慣らしてたら「俺も出せ」と、椿君が黒宮家の部屋から出てきたんだ。
椿君は、感情を理解できず論理で無理やり理解しようとしてた人だよ。当時の担任の先生が感情論すぎて、理不尽な説教を受けている最中に出てた人格なんだ。だからかなりのひねくれもので、人をモノとしてしか見てない、まさに破壊人格。だからこの子は基本的に二上君たち、大人人格の管轄になってるよ。
こんな感じで「黒宮家」は、心の裏とも言うべき深い記憶を持ってたりするんだよね。こういう過去は、自分から言うときならともかく、相手に聞かれると無理やり思い出したりしてフラッシュバックを起こしたりして、心を傷つける結果になりがちなんだ。
だからみんなにお願い。あたし達は今を生きたいの。
決して過去に関してみんな側から質問はしないでほしいの。
言いたいときは自分から言うから、その時は耳を傾けてね。
じゃあ、今日はこの辺で失礼するよ。
またね、なのー!